proefの新プロダクト靴下と、レッグカバーができました!!
プロジェクト名はRoute.
スニーカーに合わせてもよし、ヒールのサンダルに合わせても自分なりに組み合わせていただけるデザインです。
販売を開始してから、腕につけてもいいわね、と言いながらアームカバーとして購入してくださる方もいらっしゃり、相変わらず、自分たちの想像していない楽しみ方を見せていただくことは一番の喜びです。
詳細はこちらからご覧ください◉
proefが同じものを売り続ける理由
proefがスタートしたのは2010年、本格的なスタートは2011年四月。スタートしてから6年半、proefは、一度販売した商品は、アップデートしながらも、継続して販売し続けてきました。最近驚かれることも多いので、そのことについてかいてみようかなと思います。
それはproefの代表五十嵐のある想いに起因しています。
五十嵐は、建築を勉強したのち、ファッションデザインと、服作りを学び、ファッションの世界で過ごして来た人でした。
出会った当時の彼は、沢山の疑問を持ち合わせて居たことを思い出します。
どうして、ファッションの世界では半年で新しいものが、古くなるのか。
どうして、気に入って買った物を、もう一度買いたいと思っても、もう手に入らないのか。
この疑問に対する答えは、人間にとっての価値は、希少性に起因するところがあることが大きいのかなと思いました。
他の人とは、違う自分でいるために。
自分を特別な人間に見せるために。
そういった欲望から求められる価値は、社会や他者との比較から相対的に変化していくものなので、次から次へとスピード感を持って繰り返される仕組みが求められてきたのかもしれません。
しかし、私たちがもった疑問は、本当にその価値観は、人を幸せにすることが出来るのか?でした。
proefのブランドミッションは、愛着をデザインすること。
もし、私たちがどんなに努力をして、販売したいと思っても、それを誰も必要としていないのなら、一刻も早く、私たちの行動を改める必要があります。
しかし、もし、私たちの作るモノを通して、幸せな気持ちになっている人がいるのならば、必要としてくださる方がい続けてくれるのであれば、生み出されたものたちは、何年経っても変わらない価値があるという証になるでしょう。
そんな存在でいられたほうが、買ってくださるお客様も、作ってくださる人たちも、私たちも、心から幸せで居られるのではないかと考えて居ます。
私たちが作るものが、時を超えても、ずっとある、普遍的な価値を持つものになっているかは、正直なところまだわかりません。
しかし、そのような世界にしていきたい、そういった姿勢でモノを作りたいと思い続け、行動し続けることでしか、そこにはたどり着けないのではないかという、一つの覚悟でもあるのかもしれません。
私たちを本質的に幸せにしてくれる愛着は、何処から生まれるのか、どう、育っていくのか、どこから、無くなってしまうのか。
そんなまだまだわからない答えを日々探し続けながら、一度作ったモノたちを大切に育てていけるように。
日々自分たちも新しい挑戦や成長を繰り返して行きたいと思っています。
Manami Saito